散らばったレゴをAIスキャンして「作れる作品」を提案してもらう
この記事でできること
説明書はとっくになくした、パーツはバラバラ、でも捨てるには忍びない。この記事では、そんなレゴの山をスマホで撮るだけで「遊べるおもちゃ」に復活させる方法を紹介します。
- バラバラのレゴをスマホで撮るだけで「今あるパーツで作れる作品」の一覧が表示されます
- 組み立て手順つきで提案されるので、説明書なしでも新しい作品が作れます
- 押入れに眠っていたレゴが「まだ遊べるおもちゃ」に復活します
使うもの: Brickit(無料)
かかる時間: 約10分
必要なスキル: なし
こんなことができます
押入れに眠っているバラバラのレゴ。説明書はもうない。でも「Brickit(ブリキット)」というスマホアプリを使うと、こうなります。
やる前: バラバラのパーツがケースに山盛り。何を作れるのか分からない。 やった後: スマホで写真を撮っただけで、「今あるパーツで作れる作品」の一覧が表示される。組み立て手順もついている。
所要時間は、パーツを広げて撮影するまで約10分。あとはアプリが自動でやってくれます。
Brickitとは
Brickit(ブリキット)は、レゴの写真を撮ると「今あるパーツで何が作れるか」を教えてくれるスマホアプリです。iPhoneでもAndroidでも使えて、ダウンロードは無料です。
アプリの中にAIが入っていて、写真に写っているレゴのパーツの形・色・サイズを自動で見分けます。そして「このパーツの組み合わせなら、こんな作品が作れますよ」と提案してくれるのです。
使い方(ボタンを押すレベルで説明します)
準備するもの
- スマホ(iPhoneまたはAndroid)
- バラバラのレゴパーツ
- パーツを広げられる明るい場所(テーブルや床)
手順
- スマホのApp Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)で「Brickit」と検索して、アプリをダウンロードします。無料です
- レゴのパーツを、テーブルや床に1層(重ならないように)平らに広げます
- Brickitアプリを開いて、画面中央の「Scan(スキャン)」ボタンを押します
- スマホのカメラが起動するので、広げたパーツの真上からスマホをかざします
- 画面の指示にしたがってシャッターボタンを押すと、30秒ほどでスキャンが完了します
- 「作れる作品」の一覧が画面に表示されます。気になる作品をタップすると、組み立て手順が見られます
[screenshot: Brickitでパーツを撮影している画面]
うまく撮影するコツ
パーツが重なっているとAIが認識できません。1つ1つのパーツが見えるように、重ならないよう広げてください。パーツ同士の間隔を少し空けるとさらに精度が上がります。明るい場所で撮影するのも大事で、暗い場所だと色を間違えることがあります。
パーツがたくさんある場合は、2025年に追加された「Brickit Pockets」という機能が便利です。パーツを何回かに分けて撮影し、結果を合算できます。
料金について
Brickitは無料版でもスキャンと作品の提案まで使えます。ただし、すべての作品の組み立て手順を見るには有料プラン(Brickit Pro)への登録が必要です。
Brickit Proの料金は月額6.99ドル(約1,050円)、年額39.99ドル(約6,000円)です(2026年5月時点)。まずは無料版で試してみて、気に入ったら検討するのがよいと思います。
認識精度について
BricksWorldというレビューサイトによると、提案される作品はアプリ独自のデザインで、レゴの公式セットの再現ではありません。10個提案されたうち2〜3個が「これ作りたい!」となる感覚、というユーザーの声もあります。
ダークグレーとブラックなど似た色のパーツは混同されることがあります。特殊な形のパーツは認識がやや苦手です。
[screenshot: Brickitが提案した作品一覧]
「持っているもの → 作れるもの」の逆引きが面白い
ふつう、レゴは「作りたいものを決めて、パーツを揃える」という順番です。Brickitはこれをひっくり返しています。手元にあるものが先で、そこから何が作れるかを提案してくれる。
この考え方は料理アプリと同じです。冷蔵庫にナスと豚肉と味噌があったら「味噌炒めはどうですか?」と提案してくれるアプリがありますよね。レゴ版がBrickitです。
「新しく何かを買わなくても、今あるもので楽しめる」というのは、素直に気持ちいいものです。
まず1回撮ってみてください
押入れからレゴを引っ張り出して、パーツを広げて、スマホで撮るだけ。20分もあれば何か1つ作れます。
バラバラにしたパーツは「もう何も作れない残骸」ではありません。まだ作ったことがない何かの材料です。どんな作品が出てくるかは、撮影してみないと分かりません。