お正月にAIと「今年の漢字(個人版)」を決める方法
この記事でできること
毎年12月に発表される「今年の漢字」は日本全体の振り返りですが、自分自身の1年を漢字一文字で表すとしたら? ChatGPT(スマホで使える無料のAIチャット)にこの1年の出来事を伝えて、「自分だけの今年の漢字」を選んでもらう方法を紹介します。
- 1年間の出来事をAIに伝えるだけで、それを象徴する漢字と理由が提案されます
- 漢字を選ぶ過程で、自分が何に力を注いだ1年だったかが見えてきます
- 選んだ漢字をもとに、来年の目標や方向性を考えるきっかけになります
使うもの: ChatGPT(無料版でOK) かかる時間: 15〜20分 必要なスキル: なし
1年の振り返りが「なんとなく」で終わる
お正月に「去年はどんな年だった?」と聞かれて、即答できる人はどれくらいいるでしょうか。「まあまあだった」「忙しかった」「あっという間だった」——大抵はこの3つのどれかで終わります。
手帳やSNSの投稿を見返せば「3月に引っ越した」「7月に資格を取った」と個別の出来事は思い出せます。でも、それらを俯瞰して「全体として何の1年だったか」を言葉にするのは意外と難しい。
「今年の漢字(個人版)」は、この振り返りを楽しみながらやるための方法です。漢字一文字に凝縮する作業を通じて、バラバラだった1年の記憶が1つのテーマとしてまとまります。
やり方:1年の出来事をAIに渡す
ステップ1:今年あった出来事を箇条書きで出す
きれいにまとめる必要はありません。思いつくまま書き出します。
今年1年の出来事から「私の今年の漢字」を選んでほしい。
候補を3つ挙げて、それぞれ選んだ理由も教えて。
今年の主な出来事:
- 1月:転職活動を始めた
- 3月:新しい会社に入社
- 4月:一人暮らしを始めた
- 5月:GWに実家に帰省。久しぶりに家族全員が集まった
- 7月:仕事で初めて大きなプロジェクトを任された
- 9月:プロジェクトが成功して上司に褒められた
- 10月:ジョギングを始めた
- 12月:初めてハーフマラソンに参加した
感情的なこと:
- 前半は不安が大きかったけど、後半は自信がついてきた
- 新しい環境に飛び込んだ年だった
ステップ2:AIの提案を読む
ChatGPTは3つの候補と理由を返してくれます。
「踏:転職・一人暮らし・マラソンと、新しい一歩を踏み出す場面が多かった1年。“踏み出す”がこの年のテーマです」
「拓:新しい会社、新しい住まい、新しい趣味と、未知の領域を開拓した年。前半の不安を乗り越えて後半に自信をつけた流れとも合います」
「走:仕事もプライベートも”走り続けた”1年。ジョギングを始めてハーフマラソンに出たことが象徴的です」
ステップ3:自分で1つを選ぶ
AIの提案を見て「しっくりくるもの」を選びます。どれもピンと来なければ「もっと内面的な変化に焦点を当てた漢字はない?」と追加で聞くこともできます。
選んだ漢字を手帳の最初のページに書いたり、SNSに投稿したり、年賀状に添えたりする人もいます。
「今年の漢字」× AI の事例
OpenAIは2025年12月に「Your Year with ChatGPT(あなたの1年間のChatGPTまとめ)」機能をリリースしました。これはChatGPTとの1年間のやりとりを振り返る公式機能で、利用スタイルに応じた称号やポエムが自動生成されます。
グローバルプロデュースのブログでは、読売新聞の「10大ニュース」をChatGPTに読み込ませて「今年の漢字」を予測させる実験が紹介されています。個人の出来事でも同じアプローチが使えます。
noteでは「GPTで今年の振り返りと来年の抱負を行うプロンプト」が公開されており、漢字選びだけでなく来年の目標設定まで一貫して行える仕組みが紹介されています。
さらに楽しむアイデア
選んだ漢字をChatGPTの画像生成機能で「書道風のイラスト」にしてもらうのも面白い方法です。「“拓”という漢字を、力強い筆文字風に描いて」と頼むと、年賀状やSNSのプロフィールに使える画像が生成されます。
家族や友人と一緒にやるのもおすすめです。それぞれの1年を漢字一文字で発表し合うと、「そんなことがあったんだ」と知らなかった一面が見える場になります。
気をつけたいこと
AIが選ぶ漢字は「ポジティブな方向」に寄りがちです。辛い1年だった場合も「成長」「忍」のように前向きにまとめようとする傾向がある。もし「正直に今年の大変さを反映した漢字がほしい」という場合は、そう伝えてみてください。
振り返りの出来事を詳しく書くほど、AIの提案も的確になります。「仕事が忙しかった」より「7月に初めてプロジェクトリーダーを任された」のように、具体的に書くのがコツです。
まとめ
1年を漢字一文字にまとめるという作業は、シンプルに見えて意外と深い振り返りになります。AIに出来事を渡すだけで候補と理由が出てくるので、手帳を見返しながら15分あればできます。お正月の少しゆったりした時間に、自分だけの「今年の漢字」を選んでみてください。去年の自分が何を頑張っていたか、思った以上にクリアに見えてきます。