毎日の天気と気分メモをAIに渡したら「自分の調子と季節の関係」が見えた
この記事でできること
なんとなく雨の日は調子が悪い、季節の変わり目にやる気が出ない——「気のせいかも」で片付けていた天気と気分の関係を、ChatGPT(スマホで使える無料のAIチャット)で分析して「見える化」する方法を紹介します。
- まず1週間だけ記録してみるだけで、自分の傾向がうっすら見えてきます
- 「雨の日は本当に調子が悪いのか」を数字で確認できます
- 不調が起きやすいパターンを知ることで、事前に対策を立てられます
使うもの: ChatGPT(無料版でOK)+ メモアプリ(天気と気分を毎日記録する用) かかる時間: 記録は毎日1分、分析は15分 必要なスキル: なし
「気のせい」で済ませてきたこと
梅雨の時期になると頭が重い。台風が近づくと肩がこる。冬になるとなぜか気分が沈む。こういった感覚を持っている人は少なくありません。
気象と体調の関係は医学的にも研究されていて、「頭痛ーる」というアプリは気圧の変化から頭痛の起きやすい日を予測してくれます。ただ、体調との関係は人によって違います。気圧に敏感な人もいれば、湿度のほうが影響する人もいる。一般的なデータではなく「自分自身のパターン」を知るには、自分の記録を分析するしかありません。
その分析を、AIにやってもらいます。
やり方:記録 → 蓄積 → 分析
まず1週間だけ試してみる(ライト版)
いきなり1ヶ月の記録は大変です。まずは1週間だけ試してみてください。7日分でも「晴れの日と雨の日で気分が違うかどうか」くらいは見えてきます。1週間分をChatGPTに渡して「傾向はある?」と聞くだけでOKです。やってみて面白いと感じたら、次のステップに進んでください。
もっとやりたくなったら:1ヶ月分で本格分析
ステップ1:毎日1分の記録をつける
スマホのメモアプリに、以下の3項目を毎日書きます。1分もかかりません。
- 日付
- 天気(晴れ / 曇り / 雨 / その他)
- 気分(5段階で。1=最悪 〜 5=絶好調)+ ひとこと
例:
5/1 晴れ 4 朝から気分よし。散歩した
5/2 曇り 3 なんとなくだるい
5/3 雨 2 頭が重い。午後から昼寝した
5/4 晴れ 4 よく眠れた
5/5 雨 3 昨日ほどではないけどぼんやり
1ヶ月続けたら分析に移ります。2週間分でもある程度の傾向は見えますが、1ヶ月あると精度が上がります。
ステップ2:データをChatGPTに渡す
1ヶ月分のメモをコピーしてChatGPTに貼り付けます。
以下は私の1ヶ月間の天気と気分の記録です。
天気と気分の間に相関がないか分析してください。
曜日との関係も見てほしい。
[ここにメモを貼る]
ステップ3:AIの分析を読み解く
ChatGPTは、こんな分析を返してくれます。
「雨の日の気分スコア平均は2.6、晴れの日は3.8です。雨の日は気分が低めに出る傾向があります」「月曜日の平均スコアが2.8と最も低く、金曜日の3.9が最高です。天気よりも曜日の影響のほうが大きいかもしれません」
自分では「雨の日が苦手」と思い込んでいたのに、実は「月曜日が苦手」だったと気づくケースもあります。思い込みと実際のデータにズレがあるのは珍しくありません。
さらに深掘りしてみる
分析結果を見て、もう少し詳しく知りたい場合はこう聞きます。
雨の日のうち、気分が3以上だった日とそうでない日の違いはある?
前日の天気や睡眠に関係しているかもしれない。
「前日が晴れで翌日が雨になった日に気分が低く、2日連続の雨だとむしろ慣れている可能性がある」のような、自分では気づきにくいパターンを指摘してくれることがあります。
気象と体調の記録アプリの現状
スマホアプリ「やんなっちゃったきろく」は、体調と気圧・気温の関係を記録・分析する専用アプリです。自律神経失調症やパニック障害で天候に敏感な方の間で使われています。
ただ、専用アプリはデータのフォーマットが決まっているため、「自分だけの指標」(たとえば睡眠時間や運動の有無)を加えて分析するにはChatGPTのほうが柔軟です。
注意点
1ヶ月分のデータだけでは「たまたまそうだった」可能性もあります。3ヶ月くらい続けると傾向の信頼度が上がるので、気長に続けるのがおすすめです。
また、気分が長期間ずっと低い場合(2以下が2週間以上続くなど)は、天気の問題ではなく体調面の問題かもしれません。AIの分析は自己理解のヒントにはなりますが、医療のアドバイスではないので、気になる症状がある場合は医療機関に相談してください。
まとめ
天気と気分の関係は、記録しなければ「なんとなくそう思う」のまま終わってしまいます。毎日1分の記録を1ヶ月続けて、AIに渡すだけで、「自分の調子にはこういうパターンがある」という発見が得られます。不調の原因がわかれば対策も立てられる。まずはメモアプリを開いて、今日の天気と気分を書くところから始めてみてください。