引っ越しの挨拶状をAIで作ったら「手書きで添えたい一言」が見つかった
この記事でできること
引っ越しの挨拶状を出したいけど、全員に同じ文面では味気ない——かといって一人ひとりに違う手紙を書く時間もない。ChatGPT(スマホで使える無料のAIチャット)で共通のベースを作りつつ、相手ごとの「一言」をAIと考える方法を紹介します。
- 引っ越し挨拶のベース文面が5分で完成します
- 送る相手ごとに「手書きで添えたい一言」の候補が見つかります
- テンプレートにはない、その人との関係性が伝わる挨拶状になります
使うもの: ChatGPT(無料版でOK) かかる時間: 15〜20分(10人分の場合) 必要なスキル: なし
テンプレの挨拶状に感じるモヤモヤ
引っ越しの挨拶状は、ネットで検索すればテンプレートがいくらでも見つかります。「このたび下記に転居いたしました。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください」——間違いのない文面ですが、どこか事務的で、もらった側の印象にも残りにくい。
とはいえ、送る相手が10人、20人となると、一人ひとりに手紙を書くのは現実的ではありません。共通部分はテンプレでいい。ただ、そこに一言、その人に向けた言葉が加わるだけで、挨拶状の印象はまったく変わります。
この「一言」を考えるのが意外と難しい。「何を書けばいいかわからない」まま時間が過ぎて、結局全員に同じテンプレを送ってしまう——そうなる前に、AIに手伝ってもらいます。
やり方:ベース文面 + 個別の一言を作る
ステップ1:ベース文面をAIに作ってもらう
ChatGPTを開いて、引っ越しの基本情報を伝えます。
引っ越しの挨拶状を作りたい。
・東京都内から横浜市に引っ越した
・引っ越し時期は2026年4月
・はがきサイズの文面(100〜150字くらい)
・堅すぎず、柔らかい雰囲気で
・新住所の記載欄は「※新住所は裏面に記載」としてOK
5秒ほどで文面が出てきます。句読点の位置や敬語の使い方が気になったら、その場で「もう少しカジュアルに」「“お越しの際は”を使わない表現で」と調整できます。
ステップ2:送る相手リストを伝えて「一言」を提案してもらう
ベース文面が決まったら、次に送る相手との関係をChatGPTに伝えます。
このベース文面に手書きで一言添えたい。以下の相手それぞれに合う一言を考えて。
1. 大学時代の友人(最後に会ったのは2年前、お互い引っ越しが多い)
2. 前の職場の上司(退職後も年賀状のやりとりが続いている)
3. 近所に住んでいた幼なじみ(小学校から中学まで一緒だった)
ChatGPTは相手との関係性に合わせた一言をそれぞれ提案してくれます。「お互い引っ越し仲間ですね」「ご指導いただいた日々を時折思い出します」のような候補が出てくるので、自分の記憶に合わせて調整します。
ステップ3:一言を自分の言葉に書き換える
AIが出す一言は「うまいこと言おうとしている」感じになりがちです。そこを崩すのがポイント。
「お互い引っ越し仲間ですね」よりも「また引っ越したよ笑 今度は横浜だからそっち方面来たら連絡して」のほうが、その人との距離感が伝わります。AIの候補は「方向性のヒント」として使い、最終的には自分の言葉で書く。この工程が、テンプレでは出せない温かみを生みます。
挨拶状 × AI の活用事例
日経クロステックの記事では、定型の挨拶文を生成AIで作成し、送る相手に合わせた表現の複数パターンを用意する方法が紹介されています。ビジネス向けの記事ですが、やっていることは個人の挨拶状でも同じです。
ChatGPTが出す文面は「そのまま出せそう」なレベルで自然なので、ベース作成の時間を節約して「一言」の中身に集中できるのが利点です。
注意しておきたいこと
ChatGPTに新住所を入力する場合は、個人情報の扱いに気をつけてください。ChatGPTの設定で「チャット履歴をモデルのトレーニングに使用しない」をオンにしておくと安心です。気になる方は、住所部分だけ「〇〇市△△区」のようにぼかして入力し、実際のはがきには手書きで正確な住所を記入する方法もあります。
もうひとつ、「一言」を考えてもらう際に相手の個人情報を詳しく書きすぎないこと。「大学の友人、サッカー部、名前はA」くらいの粒度で十分です。
まとめ
引っ越し挨拶状で一番うれしいのは、印刷されたきれいな文面ではなく、手書きで添えられたたった一行の言葉だったりします。AIはその一行のヒントをくれるツールです。ベース文面はAIに任せて、浮いた時間を「あの人に何を書こうか」と考える時間に使ってみてください。