友達の誕生日メッセージを「テンプレじゃない言葉」でAIと考える
この記事でできること
友達の誕生日。LINEを開いて「おめでとう!」と打って、スタンプを送って終わり。もう少し何か書きたいけど、いざ考えると手が止まる。この記事では、AIにその人との関係性やエピソードを伝えて、テンプレートではないオリジナルのメッセージを一緒に考える方法を紹介します。
- その人との具体的な思い出をAIに伝えると、記憶に残るメッセージの叩き台を作ってくれます
- 「感動させたい」「笑わせたい」「さりげなく伝えたい」など、トーンを指定できます
- 長文メッセージ、カードの一言、LINEの短文など、用途に合わせた長さに調整してもらえます
使うもの: ChatGPT(無料) かかる時間: 5〜10分 必要なスキル: なし
なぜテンプレートだと物足りないのか
「お誕生日おめでとう!素敵な1年になりますように」。間違ってはいないけれど、誰にでも送れるメッセージでもあります。受け取った側も「ありがとう!」で終わってしまう。
心に残るメッセージには、「この人だから書ける」要素が入っています。具体的な思い出、相手の変化への言及、内輪ネタ。そういった「自分と相手の間にしかない情報」が、メッセージに温度を生みます。
ただ、それを文章にするのが難しいから、結局テンプレに逃げてしまう。AIはこの「思いを文章にする」部分を手伝ってくれます。
やり方
ChatGPT(チャットジーピーティー、スマホで使える無料のAIチャット)に、相手との関係性とエピソードを伝えます。
友達の誕生日メッセージを書きたいです。
テンプレートではなく、この人にしか送れないメッセージにしたいです。
【相手の情報】
・大学時代の友人、男性、30歳になる
・最近転職して新しい環境で頑張っている
・趣味は登山。先月一緒に高尾山に登った
【二人の関係性】
・大学のゼミが一緒で、卒論を徹夜で書いた仲
・社会人になってからは年に3〜4回会う程度
・お互い頑張っている報告を定期的にLINEでしている
【メッセージのトーン】
・かしこまりすぎず、でも「ちゃんと思ってるよ」が伝わる
・少しだけユーモアを入れたい
・長さはLINEで送る3〜5行くらい
【使いたくない表現】
・「素敵な1年に」(テンプレすぎる)
・「いつもありがとう」(何に感謝してるか曖昧)
返ってくるメッセージの例
AIは、たとえばこんな案を出してくれます。
案1(ユーモア寄り): 30歳おめでとう。高尾山であんなに息切れしてたの見て「あ、こいつも歳取ったな」と思ったけど、新しい会社で攻めてるの聞いて「まだまだだな」と思い直した。次は筑波山な。
案2(まっすぐ寄り): 誕生日おめでとう。転職してから忙しそうだけど、LINEで近況聞くたびにいい顔してるなと思ってる。あの卒論徹夜以来、お前が頑張ってるの見ると俺もやる気出るんだよな。30代も楽しんでいこう。
案3(短め): 30歳おめでとう。先月の高尾山楽しかったから、今年もどっか登ろう。近いうちに飯行こ。
どれも「高尾山」「転職」「卒論」という具体的なエピソードが入っているので、テンプレ感がありません。
カスタマイズのコツ
AIの案をそのまま送るのではなく、「ここは自分の言葉に変えたい」と思った部分を書き直してください。AIは構成と方向性を提案してくれるだけで、最終的に送るのは自分の言葉です。
「もう少し短く」「もっとふざけた感じで」「最後に次会う約束を入れて」など、フィードバックを返せばAIが調整してくれます。
相手との共通言語(内輪ネタ、あだ名、よく使うフレーズ)があれば、それもAIに伝えてください。「我々の間では失敗を”やらかし”と呼ぶ文化がある」と伝えれば、メッセージにそのニュアンスを入れてくれます。
用途別のバリエーション
LINEの短文だけでなく、色々な場面で使えます。
誕生日カードに書く場合は「手書きで書くので、80字以内にしてください」と指定。プレゼントに添えるメッセージカードなら「2〜3行で、シンプルに」。大人数の寄せ書きに一言添えるなら「15字以内で、笑える一言」。
年上の人(先輩、上司、恩師)に送る場合は、トーンを「丁寧だけど堅すぎない」に指定すると、距離感のちょうどいいメッセージが返ってきます。
注意点
AIが作った文章には、事実と異なるエピソードが混入することがあります。「卒論を徹夜で書いた」と伝えたのに「ゼミ旅行で〜」のように変換されることがまれにあるので、送る前に内容を確認してください。
また、AIに頼っていることを相手に言う必要はありませんが、最終的に「この言葉は自分が伝えたいことだ」と思える内容になっていることが大事です。AIが作った文章をそのまま送って「なんか自分っぽくない」と感じるなら、遠慮なく書き直してください。
5分で「あの人だけのメッセージ」ができる
テンプレの誕生日メッセージと、具体的なエピソードが入ったメッセージ。受け取る側にとっての嬉しさは、かなり違います。AIにエピソードを伝えて叩き台を作ってもらい、自分の言葉で仕上げる。5分の手間で、相手の記憶に残るメッセージが送れるようになります。