散歩中に見つけた花や虫をAIに写真で聞く「名前がわかると愛着が湧く」
この記事でできること
道端に咲いている黄色い花、ベランダに止まった見たことのない虫。「きれいだな」「なんだろう」と思いつつ、そのまま忘れてしまっていませんか。この記事では、スマホで写真を撮ってAIに送るだけで、花や虫の名前と特徴が分かる方法を紹介します。
- 写真をAIに送るだけで、花や虫の名前、特徴、見られる時期を教えてもらえます
- 名前が分かると「また会えた」と感じるようになり、散歩の楽しみが増えます
- 子どもの「これなに?」にもすぐ答えられるようになります
使うもの: ChatGPT(GPT-4o推奨) または Googleレンズ(無料) かかる時間: 1分 必要なスキル: なし
いちばん手軽な方法:Googleレンズ
Googleレンズは、スマホのカメラを花や虫にかざすだけで名前を教えてくれる機能です。Android端末なら「Googleレンズ」アプリ、iPhoneならGoogleアプリの中のカメラアイコンから使えます。
使い方は、アプリを開いてカメラを対象に向け、シャッターボタンを押すだけ。認識結果が表示されて、候補の植物や昆虫の名前と説明ページへのリンクが出てきます。
花の認識精度はかなり高く、一般的な園芸品種であれば9割以上の確率で正しい名前が返ってきます。虫はやや精度が落ちますが、大きなカテゴリ(甲虫、蝶、蜂など)までは絞れます。
ChatGPTで詳しく聞く
Googleレンズは名前を教えてくれますが、「この花はなぜこの時期に咲くのか」「食べられるのか」のような踏み込んだ質問には答えてくれません。そこでChatGPT(チャットジーピーティー、スマホで使える無料のAIチャット)の出番です。
写真をChatGPTに送って、こう聞いてみてください。
この写真に写っている花(または虫)の名前を教えてください。
分かったら、以下も教えてください。
・特徴と見分けるポイント
・見られる時期と場所
・面白い豆知識(あれば)
筆者が公園で撮った紫の花を送ったら、「ムスカリ(別名:ブドウヒアシンス)。ユリ科の球根植物で、3〜4月に咲きます。花が下向きにブドウの房のようにつくのが名前の由来です」と返ってきました。
名前を知ると、翌日同じ場所を通ったとき「あ、ムスカリだ」と認識できる。「きれいな紫の花」が「ムスカリ」に変わる瞬間、その花への親しみがぐっと増します。
専用アプリも便利
学研が提供する「ナニコレンズ」は、カメラをかざすだけで生き物の名前を教えてくれるAI図鑑アプリです。昆虫、花、哺乳類、爬虫類、両生類、鳥の約2,400種を収録しています。図鑑の詳しい解説も読めるので、お子さんがいる方の自由研究にも使えます。
「LINNÉ LENS(リンネレンズ)」は、かざすだけで生き物を認識するアプリで、猫の品種判別(約90種)にも対応しています。1日10種まで無料で使えます。
散歩が「採集」に変わる
名前を調べるようになると、散歩中に自然と目が花や虫を探すようになります。「今日はどんなのがいるかな」と思いながら歩くのは、ポケモンGOに少し似た感覚かもしれません。
写真と名前をメモアプリに記録していくと、自分だけの「散歩道図鑑」が出来上がります。季節が変わるたびに顔ぶれが入れ替わるのも面白いところ。春のムスカリが終わると紫陽花が始まり、夏にはセミの抜け殻が増え、秋にはコスモスが咲く。いつもの道なのに、毎月違う発見があります。
写真をきれいに撮るコツ
AIの認識精度を上げるには、対象をアップで、ピントを合わせて撮ることが大事です。花なら花びらが見えるくらい近づいて、虫なら全身が写るように撮ってください。
背景がごちゃごちゃしていると認識精度が下がるので、できれば対象が際立つ角度を探してみてください。真上から撮るより、やや斜めから花の形がわかるように撮るのがコツです。
注意点
AIの識別は100%正確ではありません。特に毒を持つ植物や危険な虫の判定は、AIの結果だけで判断しないでください。「食べられます」とAIが言っても、専門家の確認なしに口にしないのが安全です。
虫を撮影する際は、毒を持つ種類(スズメバチ、毛虫など)にむやみに近づかないよう注意してください。距離を取ってズームで撮れば十分です。
名前を知ると、世界が少しだけ広がる
「名もない花」が「オオイヌノフグリ」になり、「よく見る蝶」が「モンシロチョウ」になる。たったそれだけのことですが、通り慣れた道に新しい登場人物が増えたような感覚になります。スマホを持って散歩に出かけるだけ。いつもの道が、少しだけ楽しくなるはずです。