推しの曲の歌詞をAIに分析してもらったら「テーマの変遷」が見えた
この記事でできること
推しの曲の歌詞を全曲ChatGPTに読ませると、アルバムごと・時期ごとの「テーマの変遷」が見えてきます。歌詞を通じて推しの成長や変化を追う新しい楽しみ方を紹介します。
- 推しの歌詞を時系列でChatGPTに渡すと、テーマやモチーフの変化を分析してくれる
- 「初期は恋愛ソングが多く、最近は自己肯定がテーマ」のような変遷が可視化される
- よく使われる言葉やフレーズのランキングも出してもらえる
使うもの: ChatGPT(無料版でOK)+ 歌詞サイト
かかる時間: 約20分
必要なスキル: 歌詞をコピー&ペーストできればOK
歌詞は「聴く」だけでなく「読む」と面白い
推しの曲を何百回も聴いていても、歌詞をじっくり「文章として読む」機会は意外と少ないものです。メロディに乗って流れていく歌詞と、テキストとして目で追う歌詞では、気づくことがまったく違います。
さらに、1曲ずつではなく全曲をまとめて分析すると、曲単体では見えなかったパターンが浮かび上がります。デビュー曲から最新曲まで並べたとき、歌詞のテーマはどう変わったのか。使う言葉に変化はあるのか。ChatGPTはそうした全体俯瞰の分析が得意です。
やり方:歌詞を集めてAIに分析させる
ステップ1:歌詞を時系列で集める
歌詞サイト(歌ネットやUtaTenなど)で推しの曲の歌詞を確認し、リリース順にChatGPTに送ります。全曲は量が多い場合、アルバムごとに1〜2曲のリード曲やシングル曲を選ぶと分析しやすくなります。
歌詞を送る際は「曲名」「リリース年」を添えてください。
ステップ2:テーマの分析を依頼する
10〜15曲分の歌詞を送ったら、こう頼みます。
「以下は〇〇(アーティスト名)の歌詞を時系列で並べたものです。以下の観点で分析してください。①各曲のテーマを一言で分類 ②時系列でテーマがどう変化しているか ③繰り返し登場するモチーフや言葉 ④歌詞のスタイル(一人称、語りかける相手、比喩の特徴)の変化」
ステップ3:分析結果を読む
AIの分析はこんな感じで返ってきます。
「デビュー期(2019-2020)のテーマは『片思い・切なさ』が中心で、一人称は『僕』、語りかける相手は『君』が固定です。2021年以降は『自己肯定・前を向く』にシフトしており、一人称が『僕たち』に変化しています。繰り返し登場するモチーフとして『光』が11曲中7曲に、『夜』が6曲に出現しています。初期の『光』は『届かないもの』として描かれていましたが、最近では『自分の中にあるもの』として描かれる傾向があります」
「光」の描かれ方がデビューから変わっている——こうした発見は、1曲ずつ聴いているだけでは気づきにくいことです。
ファン同士の語りのネタになる
分析結果は、ファン同士の会話や感想投稿のネタとしても使えます。「最新アルバムで初めて『夜』が出てこなかったの、成長の表れかもしれない」「初期と最近で一人称が変わっているのに気づいた」——歌詞分析から得た視点は、他のファンとの会話を深くしてくれます。
SNSに「ChatGPTに推しの歌詞分析させてみた」と投稿すると、同じ推しのファンから反応が来ることもあるかもしれません。
「作詞者」と「アーティスト」を分けて分析する
推しが作詞をしている場合と、外部の作詞家が書いている場合で、歌詞の傾向が変わることがあります。「作詞:本人」の曲だけを集めて分析すると、推し自身の内面が反映されたテーマが見えてきます。
ChatGPTに「この中で本人が作詞した曲だけをピックアップして、他の作詞家の曲と比較してください」と頼めば、その違いも分析してもらえます。
歌詞の著作権に関する注意
歌詞には著作権があります。分析のためにChatGPTに歌詞を送ること自体は私的利用の範囲ですが、分析結果をSNSやブログに投稿する際は、歌詞の全文をそのまま掲載しないよう注意してください。
「この曲で『光』という単語が使われている」程度の引用は問題ありませんが、歌詞の大部分をコピーして公開するのは避けましょう。
歌詞を通じて推しの「物語」を読む
アーティストの歌詞は、その人の成長や価値観の変化を映す鏡のような存在です。デビューからの歌詞を通じて推しの変化を追えるのは、長く応援しているファンならではの楽しみ方です。
次に推しの新曲がリリースされたとき、「この曲は過去の曲と比べてどう変わったか」という視点で聴いてみてください。AIの分析で得た知識が、推しの音楽をより深く味わうためのレンズになるはずです。