Amazonの購入履歴をAIに見せたら「買い物の癖」が見えた
この記事でできること
Amazonで何を買ってきたか、正確に覚えている人は少ないはずです。購入履歴をCSVファイルでダウンロードしてChatGPTに読ませると、自分の「買い物の癖」が数字で見えてきます。
- Amazon注文履歴をCSV形式でダウンロードし、ChatGPTに読み込ませられる
- 月ごとの支出推移、カテゴリ別の割合、曜日ごとの傾向が分析できる
- 「深夜の衝動買い」「セール時の支出増加」など自覚していなかったパターンが発見できる
使うもの: Chrome拡張機能「アマゾン注文履歴フィルタ」+ ChatGPT(無料版でOK)
かかる時間: 約20分
必要なスキル: Chrome拡張機能をインストールできればOK
「何にいくら使ったか」を知らない怖さ
Amazonの購入履歴ページで過去の注文を見ることはできますが、1件ずつスクロールしていく形式なので、全体像を把握するのは困難です。年間でいくら使ったのか、どのカテゴリに偏っているのか、いつ買い物が増えるのか——こうした情報は、データとして取り出さないと見えてきません。
やり方:購入履歴をダウンロードしてAIに分析させる
ステップ1:注文履歴を取得する
方法A:注文履歴ページから手動でコピーする(拡張機能なしでOK)
Chrome拡張機能を入れたくない方は、Amazonの注文履歴ページから手動でデータを取れます。
- Amazonにログイン →「注文履歴」ページを開く
- 期間を「過去6ヶ月」や「2025年」などに切り替える
- 表示された注文の「注文日」「商品名」「合計金額」をコピーして、メモ帳やGoogleスプレッドシートに貼り付ける
- 1ページずつスクロールして、必要な分だけコピーする
手間はかかりますが、拡張機能のインストールなしで始められます。50件くらいコピーすれば、傾向を分析するには十分です。
方法B:Chrome拡張機能で一括ダウンロードする(大量データ向け)
1年分以上のデータをまとめて分析したい場合は、Chrome拡張機能を使うと便利です。Google Chromeに「アマゾン注文履歴フィルタ」という拡張機能をインストールします。Chrome ウェブストアで検索すると見つかります。
インストールしたら、Amazonの注文履歴ページを開きます。拡張機能のアイコンをクリックして年度を選択し、「CSVダウンロード」ボタンを押すと、その年の注文データがCSVファイルで保存されます。
CSVファイルには注文日、商品名、金額、配送先などの情報が含まれています。
ステップ2:個人情報を削除してからChatGPTに送る
ダウンロードしたCSVファイルをExcelやGoogleスプレッドシートで開き、配送先住所や氏名の列を削除します。ChatGPTに送る前に、個人が特定される情報を取り除くのが大切です。
必要な列は「注文日」「商品名」「金額」の3つだけで十分です。
ステップ3:ChatGPTにファイルを送って分析を依頼する
ChatGPTにCSVファイルをアップロードして、こう頼みます。
「このCSVファイルはAmazonの購入履歴です。以下の観点で分析してください。①月ごとの支出推移 ②カテゴリ別の支出割合 ③曜日・時間帯ごとの購入傾向 ④特徴的なパターンがあれば教えてください」
分析結果の例
AIが返す分析はこんな感じです。
「年間の合計金額は187,340円でした。月別では12月が最も多く(38,200円)、6月が最も少ない(8,400円)です。カテゴリ別では書籍が32%、日用品が25%、食品が18%でした。金曜の夜22時〜24時の注文が全体の15%を占めていて、週末前の衝動買い傾向が見られます」
年間18万円という数字を見て「そんなに使ってたのか」と驚く人は多いでしょう。さらに「金曜の夜に衝動買い」というパターンは、自分では気づいていなかったはずです。
発見を活かす:無駄遣いの「トリガー」を知る
分析結果から「いつ」「何に」お金を使いがちかが分かると、対策が打てるようになります。金曜の夜に買い物をしがちなら、金曜にAmazonアプリを開かないようにする。セール期間に支出が2倍になるなら、事前に「本当に必要なもの」リストを作っておく。
「買い物の癖」は無意識に染みついているものなので、データとして客観視するのが最初のステップです。
複数年で比較するともっと面白い
余裕があれば、2年分・3年分のデータをまとめて分析してみてください。「去年と今年で何が変わったか」を聞くと、生活の変化が支出データに表れていることがあります。
在宅勤務が増えた年はデスク周りの購入が急増していたり、趣味が変わった時期にそのジャンルの商品が集中していたり。購入履歴は意外と正確に「生活の変化」を記録しています。
プライバシーに関する注意
購入履歴には個人的な情報が含まれます。医薬品や下着など、AIに送りたくないカテゴリのデータは事前に行を削除してください。個人情報(氏名・住所)の削除も忘れずに。
ChatGPTにアップロードしたデータの扱いが気になる場合は、ChatGPTの設定画面で「チャット履歴とモデルの学習」をオフにしてからアップロードすることもできます。
自分の消費行動を客観的に見る機会はそう多くありません。20分の作業で「買い物の癖」が数字で見える体験は、なかなか新鮮です。